2004年夏、イラク、バクダッド郊外で日々生死の境で働く アメリカ軍の爆発物処理班(特殊部隊 EOD)のお話。 調べてみたら 「ハートロッカー」 とは、「行きたくない場所、棺桶」の意味だそうです。(確かに!) 結構前にみたんだけど 今日 渡辺陽一さんの戦場へ行く だったかのスペシャル番組でも 取り上げられていて 思い出しました。 戦争で敵を撃ち殺す行為に爽快感を感じたら。 その気持ちが中毒性のあるもので こういう世界でないと生きられないとしたら とっても恐ろしいと思いました。 爆発処理という命がけの仕事でも 一種のトランス状態というか 生死の感覚が麻痺する状態に陥っていて (そうでもないと、やっていけない、一種の防衛本能なんだろうか) 任務を笑いながらこなす主人公が、そこにはいました。 いざ任期を終えて帰還し 買い物に行ったスーパーで、何百と並ぶコーンフレークのパッケージの前に立ち尽くす主人公は、 まさしく行き場なく、生きる気力を失っているようでした。 戦場で非日常的な生活を繰り返すと、 人の精神はまるでドラッグで病んでしまったかのように 普通の生活に空しさと虚無感を感じてしまうようになる。 戦争とは とっても恐ろしいものだ。 この国に生まれた以上、本当の戦争のおそろしさはわからないけど アメリカは戦争をしているんだと改めて思い知らされた映画でした。 監督は女性なんですって。 (一番ゾッとしたシーン)
by biroism
| 2011-07-03 00:35
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